U-608

うわ、2ヶ月以上も放置してたのか。地震以降いまいち音楽をゆっくり聴く気分にもなれないまま学期が始まって、もともと学期中はあんまりオーディオのことを考えてる暇もないんだが、先日ひょんなことからタンゴの U-608 を入手したので、これを使って小さなアンプを暇を見つけて作ろうかと考えている。節電(笑)しなきゃいけないし。

非常に古いトランスで、当時は入門用という位置づけだったから、これで自作を始めた爺さんたちも多いのだろう。タンゴらしく中高域の特性は立派らしいが、いかんせん小さいので低域は期待できない。なのでせめて内部抵抗の低い出力管を使いたい(こういう小さなトランスには珍しく2.5kのタップがある)。手持ちの球であんまり電流が必要なくて rp の低い球というと 6S19P があるが、これはミューは低いわバイアスは妙に深いわでなかなかドライブが大変そうだ。逆に低域をすっぱり諦めてペントードで昔懐かしい路線を狙う手もあるかも。間を取って、ECC99 のパラシングルなどというのも考えられるし、6CK4 なども使えそう。いっそ 71A でミニワット?

そんなことを考えてる時期が楽しいのだが、ここのところ妙に自分なりに凝ったアンプが多かったので、単純で適当なアンプが作りたい。かといってそこそこの音も出て欲しい。さて。