サブのアンプ

Axiom M3tiに合わせるアンプとして、Dynaco ST-70改とアドバンスの300Bシングルを比較していたが、Dynacoの方が合っているという結論に達した。アドバンスだとやや高音が勝っている一方で低音が緩いから、ソースによっては高音がうるさい上に低音がボワボワという悲惨なことになりかねない。中音が張っていてなおかつPPアンプらしく低音の制動が比較的効いているST-70の方が安心して聴ける。あと、なんかリアルな感じがするな。アドバンスはきれいすぎるかもしれない。

ま、ST-70改の方が球を挿し替える楽しみもあるし、ダイオード整流と整流管をつなぎ替えて遊ぶこともできるので、玩具としても勝ってるかな。現状では以前書いたように JJ E34L が妙にマッチしてるのだが、そのうち別の音が聴きたくなるに決まってるし。にしても、相当に手を入れたとはいえ40年前のアンプがいい感じで鳴ってるのだから、オーディオの歴史ってのは何だったんだろうね。マッキンとか Citation II みたいなハイエンドも含めて、60年代のアメリカの球アンプが奇跡的なのかね。