つまりだ

オレはクラシックの中では露西亜もののピアノコンチェルトが好きで、ラフマニノフとかチャイコとかスクリャービンなどをよく聴くのだけど、そのへんが聴いていて厳しいんだよね。好きなのが古い録音だというのが大きいか。おなじピアノでも、小編成であれば古い録音でも違和感なく聴くことができるし、ヴァイオリンコンチェルトやシンフォニーでもそれほど頭を抱える事態にはならない。要するにオレがよく聴くソースが特に気になるということなのかな。おなじピアノコンチェルトでも、露西亜モノほど偏愛してないベートーヴェンとかブラームスとかはあんまり気にならないもんな。若い頃のアシュケナージが好きなんだけど、その辺はおしなべて録音が駄目だったりするわけで、録音がいいからという理由で大したことない演奏を聴いてもしょうがないし、諦めて慣れるというのが最良の手段かも。でも、名演奏で録音がいいのがあれば誰か教えてください。オレはあんまり詳しくないので。

もちろん他によく聴くロックや新しめのジャズではそれほど気になることはない。つうかロック・ポップミュージックでは、古いものであれ新しいものであれ、なんの不満があろうかとさえ思える。TELEVISION だろうとフェイ・ウオンだろうと The Drutti Column だろうと、みんな楽しく聴ける。たぶん、その辺の音楽に注ぐ愛よりも、クラシックに注ぐ愛が大分少ないので、音が気になってしまうのだな。