一期一会

 さて、早速オーディオの話ではないのだけれど(笑)

 「バンドマンが楽器屋を見かけると入ってしまうのは犬が電柱を見ると小便するのと同じ」という話があるが、元バンドマンとしてもその習性は抜けないのであって、某日渋谷に用事で行ったときにイシバシ楽器にふらっと入ったのであった。そこで出会ったのがこの子。

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 元々シングルカッタウェイのホローボディのギターが欲しいとはなんとなく思っていたところに、この可愛らしいルックスが目に飛び込んじゃったのでは仕方がない。グレッチの Historic Series というラインアップの中のg3140というモデルらしいが、似たようなバリエーションがいくつかあるみたいだし、モデル自体の情報もあまり多くない。ただ、グレッチがフェンダーに買収される直前の2000年前後に韓国で生産していたモデルのようである。センターブロックのあるセミアコだが、ボディーが大きいのとブランコテールピースのおかげで箱鳴りは大きくなかなか甘い音がする。

 ペグとテールピース、リアピックアップが交換されていることから安く売られていたようで、試奏してみるとグレッチのくせにヘッド落ちもしないし弾きやすい。もちろん音もいい。ギターとしては安物(合板だし)だけど、俺にとっては十分いい音だし繰り返すがルックスが素晴らしい。マイナス点とされている改造にしても、テールピースは謎だが、交換されているピックアップはそれだけで二万くらいするやつだし、ペグも特に悪いものではない。韓国製だから安い機種とはいえ、アメリカ人が作ったというより韓国人が作ったという方がそもそも信用できる気もする(笑)というわけでボーナス払いのカードを切ってしまったのであった。これともう一つちょっと大きな買い物をしたので現時点で既に冬のボーナスの自由枠はなくなってしまった……。もう一つの買い物については後日。

 型番で検索すると俺が買った個体そのものが見つかるのでいくらだったかも容易にわかってしまうが、それはまあそれとして、楽器買うとテンション上がるよね。まともにギター買ったのも数年ぶりだ。おっさんパンクバンドかおっさんスカバンドがやりたいなあ。